歴史的建造物が数ある琵琶湖疏水において、特に美しいのが九条山浄水場ポンプ室。
第二琵琶湖疏水の建設に伴い、京都御所へ水を送るため1912(明治45)年に竣工した煉瓦造のネオ・ルネサンス様式の建物は、多くの建造物ファンを魅了する。
今はもう活動停止しているが、ずっと昔の面影を残している。
京都国立博物館を設計した片山東熊、山本直三郎が手がけたそうな。
地下鉄東西線蹴上駅のすぐ近くにあるが、山裾のたもとにひっそりと隠れるようにたたずんでいるので京都人にも意外と知られていない。
「くさびだから 1番大事な ところへうつ くさびだから みえないようにうつ」
相田みつをさんの名言がピタリとはまる。