睨み鯛描いたよ
正月に祝い魚として出される尾頭付きの鯛の塩焼きを、京都では特に「睨み鯛(にらみだい)」と言う。
三が日は食べずに睨んでおき、四日になると食べられると言うしきたり。
ひれや尾っぽがこげ落ちない様に大目に塩を付け飾り包丁を差して飾る。
鯛好きの日本人ならではの祝い方でもある。
50センチもあろうかという立派なものは15000円程度。
味で買うのでは無く、大きさで値段が決まるみたい。
不況な中でも縁起物の世界は景気がいい。20センチ程度では2000円。
「大きさと幸せは正比例はしない…はず」と言い聞かせつつ真ん中のものを選ぶ。
さて今年はどんな福が来るか。
見た目残酷な料理…。福が来る方がおかしいか。想いは巡る。