藤田わへい 京都水彩画通信のブログ

京都在住の水彩画愛好家藤田わへいのブログです。水彩画や日常生活を発信しています。

祇園祭の鯉山御神体描いたよ

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日本三大祭りの一つ「祇園祭」。絢爛豪華な33基の山鉾に圧倒される。
鯉山のご神体は、江戸時代の名工左甚五郎作の檜の一刀彫の鯉。
350年の時を経ても朽ちる事無く躍動する姿は怖ささえ感じる。


山鉾の中で一番好きなのが鯉山。
中国の故事。黄河の上流に龍門(りゅうもん)という峡谷があり、激流のため普通の魚はここを登る事ができない。
しかしここを登りきれた魚は龍になると言われたそうな。
転じて鯉山は登竜門とも呼ばれ、立身出世の象徴とされる。
こんな故事ならではの言い回し。神秘的で好きだなあ。