藤田わへい 京都水彩画通信のブログ

京都在住の水彩画愛好家藤田わへいのブログです。水彩画や日常生活を発信しています。

白川行者橋描いたよ

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東山の知恩院鴨川の間に流れる「白川」を古門前橋から北の比叡山を望む風景。
有名な一本橋を包む柳並木が美しく観光の穴場スポット。
西岸には、かつて「東の錦市場」と呼ばれた古川町商店街がある。
来歴満載の地でもあり、観光客は絶えない。

この先には明智光秀首塚があり、お参りすると頭部の病気が良くなるとか。
さて一本橋。別称「行者橋」と呼ばれ、天台宗比叡山の修業の中でも最も過酷な荒行である「千日回峰行」を終えた行者が京都に入洛する際に最初に渡る橋とされている。
映画のシーンにも度々登場するのでご覧になられた方も多いはず。

現在の橋は1907年に架けられたもので、長さ12m幅60cmの細いもの。
近所の子供はランドセルを背負って走って渡っているが、普通の人なら足がすくむ。
ぼくはビビリながらゆっくり渡りました。


遥か比叡山を望むこの場所を調べると、応仁の乱の大火により京都人は火を嫌う。そのため「ひえいざん」から「ひ」を取って「叡山(えいざん)」と読む。とか、この川の川底の砂が白色だった事から「白川」になったなど、故事来歴に事欠かない。
勿論この古門前橋の真東には知恩院門前があり、360度どこを見渡しても美しく、この日もアマチュアカメラマンやカルチャーセンターのスケッチ教室のご一行もたくさんおられた。
ここへ伏見区の自宅から自転車で来れるので、水彩画愛好家としては恵まれているんだなあと改めて思う。
スケッチ散策をする度、京都に住んでいて良かったと思うぼくです。